トピックス

小伝馬町駅~1300年の手漉き和紙の世界

日比谷線築地駅から7分、小伝馬町駅にやって来ました。


CIMG6019.JPG駅から徒歩5分、小津本館ビルを訪ねました。

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1653年(承応三年)、小津清左衛門長広氏は、伊勢松坂より出府し、ここ江戸大伝馬町に紙問屋を開業しました。

小津和紙は、360年を越えた老舗です。ビル1階玄関で、かわいいペッパーが出迎えてくれます。


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また、手漉き和紙体験工房(実演用)があります。


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左は、様々な和紙の販売店舗になっています。


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(カタログより)

2階は、ギャラリー、各文化教室があります。エレベータ前に大きな絵がありました。描かれている絵も見事ですが、何とこの和紙は10人かかりで漉いた楮製の6畳(3,65×2,76)にもなる一枚和紙なのです。


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3階に、小津史料館があります。

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永代萬學帳(記録帳)文久六年(1861年)


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東都大伝馬街繁栄之図(歌川広重作)


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巳卯一番組紙問屋の看板(パンフレットより)


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本居宣長翁(パンフレットより)

本居宣長翁は、伊勢の小津家に生まれましたが、商業は学ばず、医者、文献者、国学者として大成しました。

また、和紙を使った写真やジェットプリンターの絵や小物に加工した展示見本品、各産地の和紙の特長を見ることができる和紙照覧コーナーがあります。


CIMG6030.JPG モンサンミッシェル(三輪薫氏の写真)


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日本のみならず、海外の美術品や文献の修復に使用されている和紙です。越前和紙、美濃和紙、土佐和紙、石州和紙、因州和紙、細川紙等、地域によって、厚さ、コシ、透明感など微妙な仕上がりがとなり、幅広い対応ができるのも魅力の一つです。

小津和紙ビルは、JR線の新日本橋駅からも近くです。東急ステイ日本橋店からも歩いて数分の距離ですので、ぜひ立ち寄られてはいかがでしょうか。

 

小津和紙 www.ozuwashi.net/

 

担当は、T.Nでした。

 

 

 

 

 

馬込駅~文士村を歩く

都営浅草線馬込駅に来ています。


CIMG5973.JPG前回に続いて、馬込文士村の文士ゆかりの記念館を訪ねたいと思います。

最初に、大田区立山王草堂記念館を訪れました。地下鉄駅から約15分、歩きました。記念館は、蘇峰公園の中にあります。

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徳富蘇峰氏は、この地に山王草堂と称して住んでいました。彼は、出版活動に勤しみ、「国民の友」を創刊し、続いて「国民新聞」を創刊しました。この記念館には、彼の書斎の復元や親交があった新島襄との手紙、勝海舟との記録、その他、関連資料が展示されています。


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復元された書斎


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自筆の扁額「学在自説」と屏風の間

 

次に大田区立尾崎士郎記念館を訪れました。

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尾崎士郎氏は、馬込文士村の中心的人物で、1954年、逝去するまでの十年間、ここ山王に住んでいました。

記念館は、室内に入ってみることは出来ませんが、外側から見学できるようになっています。


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代表作「人生劇場」のモニュメント


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復元された書斎、本物の書斎は、愛知県西尾市吉良にあります。

 

地下鉄駅から記念館までの途中に、高架を走る新幹線を横切ります。ここ馬込地区は、高台にあり坂道も多く、大田区内の散歩紹介するコラムに、この坂道が紹介されていました。


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新幹線上りの左窓から見える馬込の坂道

 

また、高台であったこの近くは、かつて緑ヶ丘と呼ばれ、北原白秋氏が住んでいました。


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彼を紹介するこの看板には、この地は、たいそう眺めがよく、目の前には丘陵の尾根が走り、夜ともなれば「灯の渓谷」のような夜景を見ることができと絶賛しています。現在では、たくさんの家が建ち、高台と言う以外、面影をまったく見ることができません。これではさすがの白秋でも詩は読むことはできないのではないでしょうか。

 

大田区立山王草堂記念館 www.ota-bunka.or.jp/sanou

大田区立尾崎士郎記念館 www.ota-bunka.or.jp/ozaki

 

                                          担当は、T.Nでした。

 

 

 

 

西馬込駅~往年の文士たちの郷

都営地下鉄浅草線、東銀座駅から約20分、西馬込駅にやって来ました。


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駅から徒歩7分、大田区立郷土博物館を訪ねました。

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馬込地区は、馬込文士村と呼ばれ、大森地区までの一帯に、明治時代から昭和にかけて、多くの文化人が居を構えたり、滞在した所です。坂道の多いこの地区には、文化人が愛した足跡がたくさんあります。

郷土博物館には、3階に馬込文士村のコーナーが設けられており、各人の自筆原稿や遺品、関係資料等が展示されています。撮影禁止ですので、コーナーの案内と、パネルのみ撮影しました。

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パネルにある名前は45名、青い印がこの馬込、大森地区に滞在していた年代の記録です。

もう一方のコーナーでは、大田区の郷土の歴史、戦争時の生活の様子などを展示しています。

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2階は、地中の歴史等が紹介されています。


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漁具、玉川水道の木製水道管


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 大森厳正寺水止舞

次に、坂道を登って下り、大田区立熊谷恒子記念館を訪ねました。

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かな書道家の熊谷恒子氏は、幼少より、教養の高い家庭環境に育ち、漢詩、や和歌に慣れ親しんでいました。彼女の書風は、臨書を繰り返すことによって美しく、かつ優美さと気品さがあり、独自のかな書風に変化していますが、高貴な印象は、変わることがありません。


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書に勤しむ恒子氏の写真(展示廊下より)


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左:『青柳の』(大田垣蓮月)1986作 右:『いはばしる』(万葉集)1986作


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次回の展示会のパンフレット

 

最後に、馬込桜並木を通って、大田区立龍子記念館を訪ねました。

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日本画家・川端龍子氏は、酉年生まれの守り本尊である、『不動明王』を信奉し、多くの作品に描かれています。


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波切不動 1934年(ポストカードより)


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倣赤不動 1946年(パンフレットより)


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連作『吾が持仏堂』左(十一面観音)、右(不動尊) 1958年(パンフレットより)

会場には、龍子の仏への帰依と画業を見ることができます。

 

大田区立熊谷恒子記念館   www.ota-bunka.or,jp/kumagai

大田区立龍子記念館     www.ota^bunka.or.jp/ryushi

 

                                          担当は、T.Nでした。

 

 

 

 

要町駅~ミステリー小説がいっぱい

有楽町線新富町駅から25分、要町駅にやって来ました。


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駅から西へ8分、熊谷守一美術館を訪ねました。

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熊谷守一氏は、人物や風景画を多く描いています。晩年の作品には、同心円を重ねたような一見、抽象画風ですが、具象画を突きつめて行った結果、生まれた作品を多く描いています。

守一氏が、亡くなるまで45年間住んだこの地に、1985年、次女の榧さんが私設として作り、2007年、豊島区に作品を135点寄贈し、区立美術館となりました。


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美術館入り口にある「ねむるもり」の像


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1階にはカフェがあり、関連図書や榧さんの作品が展示されています。

館内は3階建てて、展示室、ギャラリーになっています。展示室は撮影禁止です。


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熊谷守一氏の写真(廊下のポスターより)


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どろ人形(ポストカードより)


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アゲハ(パンフレットより)

フシグロセンオウの花にとまるアゲハ蝶を描いた絶筆です


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次回、展示会の案内。他美術館より油絵13点を借り、展示します。

 

次に、駅から東に3分、ミステリー文学資料館に立ち寄りました。

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ミステリー文学資料館は、世界的にも珍しく、専門館としては、パリにミステリー専門図書館があるだけです。1999年、光文社の文化財団によって運営されています。


CIMG5931.JPGずらりと並ぶミステリー小説の書棚

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江戸川乱歩、松本清張の全集


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ミステリ小説の文庫版、カッパノベルズのコーナー

第20回ミステリー文学賞を受賞した佐々木譲氏の写真展が開かれていました。


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過去に受賞をした、名だたる作家達のパネル


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この資料館は、300円で誰でも利用できます。備え付けのテーブルで閲覧するスタイルです。定員10名で、本の館外への持ち出しは出来ません。過去に読み逃したミステリー作品をぜひ一度、耽読されてはいかがですか。

 

豊島区立熊谷守一美術館  www.kumagai-morikazu.jp/

ミステリー文学資料館    www.mys-bun.or.jp/

 

                                          担当は、T.Nでした。

 

竹橋駅~大切な情報は、ここから発信

竹橋駅に来ました。


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気象庁内の気象科学館を訪ねました。

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気象観測用の各種機械


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懐かしい百葉箱


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南極大陸の石


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活断層を記した日本地図


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マスコットキャラクターはれるん

 

この他、津波のシュミレーター、大雨の体験、緊急地震速報、ミニシアターなど、本来、来てほしくはないが、備えなければならない防災の知識等に役立つ情報がいっぱいありました。

気象庁は、竹橋駅が、一番近くですが、大手町にも数分で行けます。隣の東京消防庁の横は、大手町合同ビルが再開発中です。そんな一角に、ひっそりと将門塚がありました。

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横に見える読売新聞本社ビルの3階にもギャラリーがあり、写真展示会などが開かれています。


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CIMG5881.JPG訪問時に、開かれていた「SHOCK」ポスター展

 

気象科学館   www.jma.go.jp/

 

                                         担当はT.Nでした。

 

 

 

 

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