2015/11/13【スタッフ日誌】
江東区民まつり中央まつり2015~木場の角乗Part2
日毎に寒さが増している感じの今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでございますか?
さて、前回の「江東区民まつり中央まつり~木場の角乗Part1」からの続編をお届けしたいと思います。これまで様々な曲技が披露されていましたが、その難易度がますます高くなってまいりました。
今回は「花駕籠乗り」「川蝉乗り」という曲技の紹介からスタートでございます。子供をかたぐるましたり、駕籠に乗せたまま角材を回すという曲技でございまして、曲技の後に子供がわざと水に落ち、ひょっとこの面をかぶって登場します。最近はこれをできる子供がいないのでやらないそうなのですが、「花駕籠乗り」の最後に子供が水の中にはいっていきひょっとこのお面で登場しました。「花駕籠乗り」は3本の角材で水の真ん中まで出てそこで真ん中の角材を引っこ抜きます。2人で子供を乗せた駕籠を持って2本の角材を回しながらバランスを取るのは、二人の息がぴったりとあわないと到底できない至難の技だと思いました。
「梯子乗り」はまるで水上で行う出初式のようでございました。角材に梯子を立て池の真ん中まで出て3人交代で梯子の上で曲技を行います。とにかく水上で行われているとは思えないほど梯子の上での安定感のある演技に目が釘付けでございました。
「三宝乗り」は角乗りの技の中で最も難易度が高くこれができるのはほんの数人だとのこと。この曲技で角乗りのクライマックスを迎えます。角材に積まれた三方(鏡餅の飾りに使われる3か所に穴のあいた台)の上から三方を蹴散らし角材に飛び降りる「獅子の子落とし」で締めます。
この曲技の後時間があるからと、男性5人衆が1つの同じ角材に乗り竹竿を使って池の真ん中あたりまでいきます。
そして竹竿を水に投げ込み5人一斉に角材を回し始めたと思うと、
すぐに全員が同時に水の中へ・・・・
これは誰が最後まで角材の上に残ることができるのがという余興のようなものかはわからないのですが・・・最後まで楽しませていただきました。
最後に保存会の皆様の「木場の木遣り」が披露されました。この「木場の木遣り」は筏師たちが鳶口一つで筏を組む作業をしていた時の労働歌で以前このブログでも富岡八幡宮の境内にある「木場の木遣りの碑」の話題を紹介させていただきました。
「木場の角乗」では長さ4メートル、太さ33センチの角材を回転させることができるようになるまで3~4年かかるといわれているそうです。毎年この時期に開催されます江東区民まつり中央まつりで民俗芸能の1つとして日本全国でも唯一ここだけで披露されております「木場の角乗」を是非堪能してみては如何ですか?
Kiba no Kakunori(Japanese-style log rolling) in Kiba Park Part 2
In my last blog, I introduced some techniques in the Kiba no Kaninori. Their techniques were getting more difficult toward the last performance. Their performance was very attractive and the audience gave strong applause after their performance.
For their last performance, five men rode on one square lumber floating on the water and went to the middle of the water by using bamboo rods and started revolving the square lumber after throwing their bamboo rods in the water. Everyone fell in the water at almost the same time.
After all the performances, people from the Kiba no Kakunori preservation society started singing a "Kiba no Kiyari work song" which was singing when the raft instructors were making rafts by using raft pickers.
I really enjoyed seeing their great performance and hearing the "Kiba no Kiyari work song.
本日のブロガー:UMECHAN-MANでございました(・〇・)