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箱根駅伝、どこを応援する?

 9月に入り、まだまだ暑い日が続いています。皆さんいかがお過ごしですか?

 さて、この暑い時期に、冬の話題です。

 お正月のイベント、TVは、皆さん何をご覧になりますか? 2日、3日の箱根駅伝は、もう国民的なイベントですよね。    それぞれの理由があって、応援する大学があると思います。当ホテル、用賀店も思い入れのある大学があります。

 ①用賀店に近い大学

 来年は93回目の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)です。お正月の忙しい・・・・ヒマな・・・・時期に、思わずTVの画面に、何時間も見入ってしまう方も多いと思います。なんといっても、学生長距離界最大の駅伝競走、駅伝の花です。

 出場できるのは、前回の大会で10位までに入ったシード校と、予選会を勝ち抜いた10校、関東学生連合の、21チームだけです。関東には、たくさんの大学があるのに、たったの20校だけなんですね。                             その20校の中に、ありがたい事に、この用賀店に馴染みの深い大学が、いくつかあります。

 「駒沢大学」・・・前回大会で、3位、常勝を目指す駅伝の常連です。                                       ・・・・・・・・・・・・・・この用賀からは、電車で2駅、その名の通り駒沢大学前にあります。

 「日本体育大学」・・・同7位、何といっても体育の大学です。負けられません。                           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・この用賀からは、バスが出ています。「等12」、の等々力行き、「恵32」、の恵比寿駅行き。

 「日本大学、商学部」・・・残念ながら、前回大会は、11位、シードを取れない一番悔しい順位でした。             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この用賀からは、バスが出ています。「等12」、「用06」、の成城学園前行き。

 「東京農業大学」・・・頑張っているのですが、前回は、出場できませんでした。                          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・この用賀からは、バスが出ています。「「用01」、祖師谷大蔵駅行き、「園02」、世田谷区民会館行き

 「国士舘大学」・・・こちらも、前回は、出場できませんでした。                                     ・・・・・・・・・・・・・・・・この用賀からは、バスがでています。「園02」、世田谷区民会館行き。

 どうですか、この付近だけで、5校もあるんですよ。応援にも熱が入ります。

 ②応援

 ここでちょっと、応援の話を。

 国士舘大学といえば、いかにも、応援団が強いという印象ですね。応援団が強いとは、変ですかね・・

 東京農業大学にも、応援団はあるんですよ。昔々、ある時期の応援団長は厳しいけど、農大らしく、お花が好きな方と、聞いた事があります。こちらの名物は、「大根踊り」です。やはり農大らしく、大根を持って踊ります。

 日本体育大学。ここの応援は、「エッサッサ」です。体育の大学らしく、上半身裸の男子学生が、呼吸を合わせて同じ動きをする、勇壮な演舞です。エッサッサは、そのときの掛け声ですね。

 ③駅伝の予選会

 さて、来年の箱根駅伝、シード10校は出場が決まってますが、それ以外は、予選会に出て、その中で、10位までに入らなければなりません。

 冬の大会だと思っていたら、予選会は、もう、この10月15日にあるそうです。立川にある20キロのコースを、一つの大学が12人出場して、上位10人のタイムで、決定します。

 毎年、お正月の大会よりも、ずっとキビシイ予選会と言う事で、涙の出るような大会です。

 この予選会に出なくてもいいように、箱根駅伝では、10位に入賞して、シードを取る事が熾烈になってます。

 

 用賀店としては、もちろん、どこの大学も応援しています。学生の皆さん、来年も素敵な走りを見せて下さい。

 

バスに乗って、出かけよう。その1

 こんにちは、皆さん。

 今日は、当ホテルの裏に発着する、バスの話をします。

 用賀の駅は、ちょっとしたバス路線の中心地です。見た目に七つの方向に向かって走っています。実は用賀の駅をかすめて走る路線があったりして、乗りこなすのは、なかなか大変ですが・・・・

 ①キャラクターの町を走る

 先ずは、「用1」祖師谷大蔵駅行きに乗って見ます。

 祖師谷大蔵の駅は小田急線の複々線化に伴って、リニューアルされました。周辺もだいぶきれいになりまして、以前の田舎っぽい雰囲気はなくなりました。でも、なぜか、ひとつ前の停留所、祖師谷折り返し所行きがまだ残っていたりします。

 話はそれますが、折り返し所って名前のついた停留所、結構アチコチにあるのですが、乗るには、ちょっと勇気がいりませんか?

 だいたいが、私はバスの路線には不信感を持ってまして、このバスはどこに行ってしまうのだろうかと不安になる事が多いのですが、それに加えて、折り返し所って、町のどこかに突然あって、降ろされたら、ここはどこ?と、なってしまいます。    まあ、そういう形の迷子になるのは、好きなので、半分はワクワクしているのですがね。

 さて、この路線は、馬事公苑の裏を通過して、農大前を通り、祖師谷大蔵に向かってます。

 祖師谷大蔵の停留所の駅の反対側には、広場があって、ここには、なんと、ウルトラマンが立っています。そうです。年配の方ならご存知と思いますが、円谷プロがあった町なんですね。ウルトラマンの特撮は、今見ても、ワクワクするものがありますよね。

 ②もうひとつのキャラクターの町へ

 「都立01」 成城学園と都立大学駅を結ぶ路線ですが、なぜか、この路線、用賀の駅には、立ち寄りません。停留所にして二つ先の上用賀三丁目で、他の路線と交差しています。

 まあ、この路線は、わざわざ、人気のないところを選んでいるかのように、砧公園の裏を通り、用賀駅をかすめ、桜新町のお屋敷町の中を通過するという、変わり者なのです。細い道ばかりです。それが、魅力と言えばそうなんですが・・・

 さて、このバスは田園都市線の隣り駅、桜新町を通ります。この町のキャラクターは、日本中の人が知っているあれです。日曜の夜、6時半といえば・・・・・・・・・・そう、「さざえさん」です。

 この町には、「長谷川町子美術館」があります。テレビドラマ「まあ姉ちゃん」を見ていた人も多いのではないでしょうか。そのお姉様が、運営していらっしゃる美術館です。

 駅を降りると、春は、桜が満開の町に、さざえさん一家のキャラクターがあふれています。長めの商店街を辿ると、美術館です。そして、バスは、その商店街を走りぬけていきます。

 ③小さい町なりに、賑やかです。

 どうですか?用賀の町の周りは、結構にぎやかでしょう。

 もちろん、ホテルにお泊りになり、バスで出かける目的地のある方はたくさんいらっしゃいます。大学だったり、病院だったり・・・ホテルの裏から発着するのですから、本当に便利です。

 この次の機会には、他の路線に乗ってみたいと思ってます。

 今回のような、観光案内をしながら、もっと、生活に必要な建物も紹介していきます。

ちょっと遠回りの散歩道 その2

 皆様、台風が盛んに発生しておりますが、いかがおすごしですか

 今回は、先週の散歩の続きです。

 ①もっと奥に、大蔵運動公園へ

 砧公園の裏側、西門を抜けて、狭いバス通りを渡ると、広大で数々の運動施設のある、大蔵運動公園です。         先ずは、バラ園が出迎えてくれます。やっぱりバラは、花の女王ですかねぇ。色も形も異なるバラを見るのは、本当に楽しく、いつまでも飽きません。

 さて、この運動公園には、陸上競技場、テニスコート、体育館、野球場、温水の屋内プールなどがあります。          隣接していた厚生年金の運動施設も現在は、世田谷区に統合されて、益々広大になりました。                   厚生年金時代からのプールもあって、こちらは屋外で、チューブ形の滑り台が備え付けられていて、子供たちに人気です。

 筋肉トレーニングの施設もあり、天井の高い体育館なので、開放的です。以前は、プロレスラーの方々も来館していて、なかなか賑やかでした。

 ②さらに奥に、あふれる自然へ

 もっと奥へ進んで行きます。野球のグランドを回って歩くと、突然に崖の上に立つことになります。

 「国分寺崖線」といって、長年かけて多摩川が作り上げてきた自然の造形です。                            ここだけでなく、もっと川下の上野毛あたりも、田園調布のあたりも、多摩川に向かう急な崖、坂道に、雑木林が自然のままに残されていて、緑と親しむには、最高の散歩道です。

 木が生い茂る狭くて急な坂道。坂の下は、ここは東京だったっけ、と、思わず言ってしまいそうな田舎の景色。道も所々がせまくなっていて、車も交代で譲り合わなければ、走れません。

 湧き水があって、小さな流れになって、崖下には、丸子川があります。                                     ここまでくると、本当に遠回りになってしまうので、お話だけ。                                     

 水がきれいなので、以前はクレソンが群生していました。クレソン、知ってますよね?肉料理に一房添えてある、あれです。私たちが摘んでいるのを、近所の人が何だろうと不思議そうに見るので、クレソンですよと教えてあげると、驚いていました。まさか、こんな身近にあるなんて。                                                                そのクレソン、近所におすそ分けしても山盛りで、贅沢に炒め物にして、食べました。

 ③自然に溶け込んで

 高架で走っている東名高速も、ここでは、切り通しになっていて、目の下を車が通り過ぎて行きます。                                      グランド橋がありますので、渡ってみましょう。東名高速が多摩の丘に吸い込まれていきます。その向こうには丹沢の山々が見えて、そして、一際大きく、富士山がそびえています。

 季節が合えば、夕日が富士山の後ろに沈んでいくのが見れます。広がる雲が、色を変えながらゆっくり流れます。 時間を忘れて見入ってしまう程に、美しい夕焼けです。

 

 と、気がつけば薄暗くなっていて、帰りはどうしようと、不安になるかもしれません。

 でも、心配しないで下さい。当ホテルの隣に建っている高層のSBSビルが、だいたいどこからでも見えると思いますよ。そこを目指して歩いてくれば、安らぎのホテルに帰って来る事ができますから。

 そうそう、ひとつ、忘れていました。一番身近な、ホテルの前の街路樹は、サルスベリ、です。夏のこの時期、紫がかったピンクの花が咲き誇っています。

 

ちょっと遠回りの散歩道 1

  皆さん、こんにちは。

  もしも用賀店に宿泊して、少し時間があるようなら、散歩はいかがですか?

  花を好きな人はたくさんいますよね。

  ①先ずは、砧公園に向かいましょう

  用賀の駅(ということは、当ホテルのとなり)から、砧公園には、「いらかみち」をたどります。案内板がありますから、迷いませんよ。

  道は、水の流れを配置して、足元には、百人一首が書き込まれて、公園まで案内してくれます。この道に、すでに多くの草花が植えられています。この時期は、まだ青々としたカエデが涼しげです。                               ・・・カエデ・・・・モミジ・・・違いは何だっけなんて、思わず立ち止まってしまいます。

  用賀の町は、古くから開発されて、道は碁盤の目のように整然とできています。「いらかみち」も、いくつもの交差する道を渡り、その度に、どんなところかなと覗き込んでいると、あっちにもこっちにも行ってみたくなるでしょう。                お花屋さんのようで、喫茶店のようで、思わず誘われてしまうお店も登場します。

  と、突然に車の騒音が聞こえてきて、環状8号線に突き当たります。この道の向こうが、広々とした公園です。

  ②ちょっと寄り道:西用賀通り

  「いらかみち」と交差する道のひとつに、「西用賀通り」があります。

  首都高速から、世田谷通りに面した関東中央病院までの、1キロちょっとの道です。ここは、とにかく桜の木が見事です。道に覆いかぶさるように桜がアーチを作って、えんえんと続いています。

  桜の花の時期は、もちろんメルヘンの世界です。この夏の時期も、生い茂った葉っぱのアーチが素敵ですし、秋になれば、紅葉した桜の葉がまたまた見ごろです。

  寄り道の寄り道情報。もう解散しましたが、有名な美人女性デュオのお一人が、この桜並木に魅せられて、用賀に住むことにしたと、あるときTVで話していました。

  ③さて、砧公園に入ります。

  砧公園は、美術館や結婚式の出来る場所もあり、一回りするだけで1時間はゆうにかかり、四季折々の花を見ることができます。

  野草園では、ニリンソウ、カタクリ、なんて小さくて可憐な花にも出会えます。

  そして、なんといっても、桜です。こんなに高いのって驚くほどの、桜のドーム。 お花見で座った地面すれすれまで伸びた枝。桜の方から、見る人に近づいてくるって感じです。                                                 ソメイヨシノはもちろん、白っぽい花のオオシマザクラ、濃い目のピンクのシダレザクラ。美しさに圧倒されっぱなしの桜の森です。

 

  世田谷区、用賀は住宅街から川沿いから、花があふれています。どんな時期でも、話題には、事欠きません。                                時間が許すなら、用賀で、花々に癒されてみるのは、どうでしょう。

  次回の話は、砧公園からもっと先、ディープな散歩に遠回りしましょう。

 

 

用賀って? 2

  皆さん、こんにちは。

  今回も引き続き、用賀がどのようなところか、お話していきます。

  ①懐かしい路面電車・・・玉電

  東急ステイ用賀店の前は、大山街道と呼ばれていることは、前回、お話しました。その道には、玉電と呼ばれた路面電車が走っていました。かれこれ、50年も前の話です。明治の末に走り始めて、この近辺の町の発展を担ってきた電車です。

  実は私、鉄ちゃん(鉄道愛好家)でして、特に路面電車は愛してやまない分野です。地方の町へ出かける機会があると、必ず全ての路線を乗り回して、その町を楽しんできました。現在では、廃止された路線が多く、ただの思い出となってしまっています。京都もグルリと一周する路線があり、よくそこから町を見ていたものです。

  玉電も、小さい頃には、乗っていました。このホテルの少し先、環状8号線の瀬田の交差点を過ぎ、用賀に向かって走る電車を良く覚えています。まさか、現在、その地点に建っているこのホテルで働く事になるとは、もちろん思ってもいませんでした。

  ホテルの少し渋谷寄りに駅があったとかで、そのあたりから玉電は、大山街道をはずれて、専用軌道で渋谷に向かっていました。今も、ホテルの前に立つと、その面影が見て取れます。広めの道路が、玉電の専用軌道の跡地にできたもので、左に分岐している細目の道が、大山街道です。

  ホテルの裏にある、用賀のランドマークであるSBSビルは、玉電の車両基地予定地に建設されたものです。

  ②新玉線に

  国道246号の上部に、高速道路が建設されるため、玉電は涙と共に廃止となり、地下鉄の新玉川線が計画されました。当初は、地下鉄の銀座線と相互乗り入れを目指していましたが、銀座線は、送電線が線路の脇にあるレールという特殊な形でもあり、この案は廃止になりました。

  結局、新たに半蔵門線を建設して、相互乗り入れを始めました。                                                                    新玉川線と半蔵門線は渋谷を境に、名前こそ違いますが、見た目は、全ての電車が直通運転で、ほとんどひとつの路線です。

  というわけで、用賀駅からは、渋谷(14分)、青山、大手町(30分)を通って押し上げ(55分)まで真っ直ぐに行けるようになってます。押し上げの駅は、実は、有名なスカイツリーの最寄駅でもあるんですよ。

  ③そして、田園都市線に

  そして、現在は、新玉川線と言う名称も、田園都市線に変更になりました。田園都市線は、東武スカイツリー線とも乗り入れを始め、日光方面まで簡単に行けるようになりました。本当に便利になったものです。

  当用賀店もその恩恵にあやかっていまして、

  はじめはちょっと遠いかな? と思える用賀かも知れませが                                                      ・・・・・・・・・・・・ホテルが駅の真上 ・・・・・・・・・・  電車にすぐに乗れる・・・・・・・・・・・・                                                             という立地が幸いして、都心までは、驚くほど近い場所なんです。

 

  便利さとうらはらに、懐かしい玉電の思いでは、どんどん遠のいきます。 

  でも、玉電人気は簡単には、消え去りません。                                  

  特に、 人気のあった芋虫型の2両編成の緑の電車は、渋谷のハチ公前に展示されて、今でも皆を楽しませてくれます。