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もうお正月です

 みなさん、こんにちは

 今日で、クリスマスの飾りは片付けて、お正月の飾りつけをします。

 なんか、次から次へと、慌ただしい日々が続きます。当然、年末ですから、物品のたな卸しもありますし、年末年始は色々な会社は休みますから、今のうちに、必要な物は取り揃えておかなければなりませんし。

 ここはホテルですから、年中無休です。世間のお正月休みの間の10日間ぐらいの必需品を、所狭しと積み重ねているところです。

 ただ私の若い頃のお正月と比べると、最近は本当に簡単に過ごせるようになりました。昔は、正月の3日間は、食事をするところも開いていなくて、ふるさとに帰らない独り者や学生は、食べ物の確保がたいへんでした。現在のように、インスタントの食品やレトルトの便利な物や、電子レンジがありませんでしたし、生の野菜やお肉を買い揃えて、料理をするわけですね。

 なんか年寄り臭い話になってしまいましたが、若い人たちは、現在の日本のお正月がどんなに便利になったか、実感はないでしょうね。それこそ、年中無休でコンビニエンスストアが開いているわけですから、お正月と言っても、生活はいつもと変わらないリズムで出来るんですね。

 という事は、逆に、お正月の正月らしさが、欠如し始めているという事でもあるわけです。

 新聞の記事によると、除夜の鐘の音がうるさいという話まで、飛び出しているようで、時間をずらすとか、108回も打たないとか、本末転倒の事態になっているようです。大晦日の深夜、新しい年に向かって、108の煩悩を振り払い、心を新たにするという慣わしは、どうなってしまうのでしょう。

 元旦の過ごし方も、変わってきているようです。元旦は一年で最初の「晴れの日」。家族そろって、おめでとうの挨拶をして、神様に感謝しつつ一年で最初の食事をするわけです。だからこそ、昔は外食のお店は軒並み閉まっていたわけで、独り者には、つらい3日間だったのです。

 今の東京では、「晴れの日」の意識が薄れているので、このような言葉を使った話は、どのように捉えられるのでしょう?

 例えば、「晴れ着」。特別な「晴れの日」にだけ、着ることができる、普段とは違った着物です。神様・・・(もちろん日本の、やおよろずの神様です)・・・をお迎えするのに相応しい着物ですね。現在の日本では、毎日が晴れ着をきて出歩いているような世相です。髪の毛も、毎日がお祭りのようなアレンジの若い方もいます。だから「晴れ着」に特別感はないようです。という事は、神様の登場も、特別感がないということになってしまいますね。

 でも、現在の日本で、そんな事を言っていると、普段の生活にそぐわないようです。だから、当然のように、正月の過ごし方、有り方も変化してしまうのでしょう。まして、一人でも、簡単に食事もでき、楽しむことができる時代なのですから。

 

 さて、東急ステイ用賀店でも、31日、大晦日からお泊りいただく予定のお客様がたくさんいらっしゃいます。本当にありがとうございます。

 ホテルで向かえるお正月、私ども東急ステイ用賀は、レストランも併設されておりませんので、御節をお出しすることもできません。ただただ、いつもと同じ朝になってしまいそうです。

 でも、「晴れの日」であることが、うすれてきている時代ですから、そんなホテルのお正月も、まんざらではないと思うのですが。元日は、平和な朝であれば、良いと思いませんか。

 

世田谷ボロ市ー2 世田谷線を乗りに行こう

 みなさん、こんにちは。

 今週、12月15日、16日は、世田谷ボロ市が開催されます。

 せっかくですから、ボロ市だけではなく、近辺の観光もしてみましょう。

 ①玉電の思い出世田谷線

 東急ステイ用賀店の前を、昭和の時代に、玉電という路面電車が走っていました。地元の人々に愛された電車でしたが、国道246号に線路があった為に、車が多くなり、混雑が激しくなったために、廃止となってしまいました。1969年の事でした。

 ただ、この玉電には、三軒茶屋から下高井戸までの支線がありました。この支線は、幸いな事に、路面ではなく、専用の軌道を持っていたために、廃止を免れて、現在も営業しています。名称も世田谷線と変更になり、都内では、都電の荒川線とともに、路面電車の思い出を残しながら、走っています。

 私もそうですが、鉄道ファンには、路面電車は、たまらない存在です。鉄道と違って、手で触れそうな身近さで、ほとんどおもちゃの感覚です。

 ボロ市には、三軒茶屋から、世田谷線に乗って、行くことができます。

 では、チョット、世田谷線に乗った気分で話をして見ましょう。

 ②世田谷線観光

 当ホテルの最寄り駅、用賀から3つ目、三軒茶屋が始発駅です。

 以前の三軒茶屋の駅舎は、小さくて、くずれそうで、周りを多くの食べ物屋さんに囲まれて、なかなか素敵なたたづまいでした。現在は、再開発されて、世田谷パブリックシアターなどと一体化していて、これもまた、レンガ造りでヨーロッパテイストで路面電車ぽくて良いです。

 降車側のホームは、誰でも道路代わりに通ることができます。世田谷線はほとんどが無人の駅ですが、ここは、駅員さんもいて、賑わってます。

 電車は、300系の2両編成で、車体の色が、それぞれ違っていて楽しいです。また、サザエさん電車や、宣伝のラップでカラフルな車両もあります。

 電車は駅を出ると、まず、踏み切りがあります。線路の両脇は花で飾られています。住宅街の中をゆっくりと走り抜けます。

 すぐに、交通量の多い「環状七号線」と交差します。ここは、若林踏み切りといって、電車優先の踏み切りではなく、普通の踏み切りで、電車も信号待ちをします。

 踏み切りを渡って少し行くと、有名な松陰神社です。隣り合わせで、国士舘大学もあります。

 次の駅が「世田谷」の駅です。遠い昔はお城もあって、城下町として栄えていました。ここから、次の「上町」の駅の間で、ボロ市は催されます。

 ③ボロ市通り

 無人の駅を降りたら、世田谷通りを渡って、すぐにボロ市通りに行かれます。回りは小さな商店の並ぶ、いかにも田舎の町並みです。

 ボロ市通りの中心は、代官屋敷です。

 代官屋敷は、東京都の史跡でもあり、建物は、国の重要文化財でもあります。その昔のお金持ちの住居を楽しめます。

 また、同じ敷地内には、世田谷の郷土資料館も併設されてます。

 さて、話は長くなってしまいますので、ここから先は、ご自分の目で、アチコチと見て回っていただきたいと思います。そして、帰りは、世田谷通りから、バスで、用賀方面、田園調布行きに乗り、ホテルにお戻り下さい。

 では、お気をつけて、いってらっしゃいませ。

世田谷ボロ市ー1

 皆さん、こんにちは。

 さて、東急ステイ用賀は世田谷区にあります。その世田谷の冬の風物詩といえば、「ボロ市」です。

 東京都の無形民族文化財でもあります。多くの人でごった返した催し物ですが、掘り出し物があったり、楽しいですよ。

①ボロ市ってどんな催し物?

 ボロ市は、400年近い歴史のある、世田谷が城下町だった頃からの「市」です。

 毎年、12月15日、16日。明けて翌年の1月15日、16日、と、2回に分けて4日間、開かれます。

 数十万の人が訪れるとかで、賑やかで、楽しい「市」です。

 何が、売られているかというと・・・・何でも、です。400年の歴史といっても、時代によって移り変わっているので、売られている物もずいぶんと様変わりしているようです。最近では、本当になんでも売られるようになっているみたいで、掘り出し物を見つけに行くという意味では、ワクワクする場所です。

②ボロ市へ

 ボロ市の会場へは、当ホテル、東急ステイ用賀から簡単に行くことができます。

 以前に、ホテルの前の道は、大山街道と言われている事を書きました。その大山街道に沿って、世田道の方向に歩いていくと、「代官屋敷」という観光地があります。その周辺をボロ市通りと言って、そこが、延々と長く続く会場です。

 大山街道を歩いて行くと、途中には、昔の旅人がキセルを吸いながら休んでいる像などもあり、楽しいのですが、やはり、3キロチョットは、歩くにはちょっと遠いかもしれません。

 いつものように、ホテルの裏のロータリーから、バスに乗りましょう。

 ・・・・・・園02 世田谷区民会館行きに、ご乗車して下さい。・・・・・・・

 上町の停留所までは、15分ちょっとでつきます。当日は交通規制などもあり、もう少し時間がかかるかもしれません。

 もし、せっかく世田谷に来たのだからと、昔ながらの路面電車、世田谷線に乗って見たい方は、・・・・・・田園都市線で三つ先の三軒茶屋までいって、乗り換えてください。・・・・・世田谷線の三軒茶屋の駅舎は、劇場などと一体になって、ヨーロッパ風でロマンチックです。・・・・・当日は車内も混雑すると思いますが、世田谷駅か上町駅から、すぐに会場に行かれます。

③ボロ市の楽しみ

 やはりボロ市の楽しみは、掘り出し物を見つけにブラブラする事ですね。ただ、ブラブラとは言いましたが、実際には、人波みを押し分けてという状態です。人出は本当に多いです。

 売っているのは、ボロ市らしく古着、骨董品、アクセサリー、植木、ゲーム、その他本当に雑多な、なんでも有りです。

 食べ物、飲み物のお店も多いので、甘酒やらなんやらと、食べ歩きするのも、楽しいですね。「代官餅」というつきたてのお餅が有名なんですが、かなりの長い列を作っていますので、私は、並ぶ勇気がなくて、いまだ、食したことはございません。

 私のボロ市での掘り出し物は、その頃興味を持っていたお茶の道具、水指し(みずさし)です。販売していたのは、かなり遠くの町から自作の焼き物を持って参加した方です。日本全国から、販売の方々が集まっているようで、興味深い物が見れると思いますよ。

 普通、掘り出し物って、そのときは興奮してとても素敵な物に見えるのですが、家に帰ると、ガッカリしたりすることもあります。でも、私のその水指しはずっとお気に入りで、大切に使っています。

 

 さあ、あなたも、世田谷名物のボロ市に、冒険に出かけてみませんか?

 人混みに船出して、道なき道を進み、あまたの困難を乗り越えて、素敵な掘り出し物を手に入れましょう。

 

クリスマスツリー・・・季節のかおり

 皆様、こんにちは。

 11月なのにもう雪が降って、本当に寒くなりました。

 ①クリスマスツリーの飾りつけ

 先日、用賀店でも、ついにクリスマスツリーを飾り付けました。

 11月からクリスマスは、ちょっと早いかなとも思いますが、世間では、アチコチでツリーの点灯式が行われているようですので、時期はずれではないですね。

 今年のツリーは、飾りつけよりも、もみの木、そのものを生き生きと見せるように工夫してみました。木はもちろん本物ではありませんが、枝のひとつひとつが、広がりを見せてふっくらと仕上がるようにして、太陽を求めて上に伸びる姿を大事に、偽物の木ですが、命が込められているように見えるように工夫しました。

 ツリーのイルミネーションは、もちろん重要なポイントだとは思います。でも、東急ステイ用賀はこじんまりとしたロビーですので、ツリーもほんの目の前で見ることになります。そこで大切なのは、華やかさよりも、木自体が生き生きとしてエネルギーを発散しているかどうかだと思うのです。

 お客様が入り口を入った途端に、不思議な元気を感じていただけたら、そんな気持ちで、ツリーを置いてみました。

 ②クリスマスの季節

 もちろん、星や鈴も飾りつけて、豆電球も配置して、キラキラのツリーが出来上がりました。

 なんと、ツリーを飾ったその日に、今回のこの雪が降り始めまして、いかにもクリスマスなんだなという雰囲気につつまれました。

 先程、思わず「豆電球」と言ってしまいましたが、最近のイルミネーションは違いますよね。新しい「LED」ですか。本当に時代は進んで、こんなところでも便利になりました。電力は少なくてたくさんの光りが煌くようになり、熱も出にくいので、防災の意味でも安心です。また、光りの色具合も工夫が簡単になり、ツリーの華やかさが色々に演出できるようです。

 さて、話を戻します。

 12月はクリスマスの飾りだけでも、季節感がでます。これからの時期、お正月ならば、門松やおもちで、季節を感じますね。進んで、春になるにつれて、少しづつ咲き出すお花を飾れば、気持ちも晴れやかです。

 季節感というのは、めぐりまわる命を感じることだと思うのです。命を感じることは、生きていくエネルギーを体感することだと思うのです。

 季節の移ろいもなく、ただただ部屋の中で暮らしていたら、どんなにつまらないでしょう。明日はどんな事が待っているのか、そんな期待感もなくなってしまいそうです。

 ③ホテルでは

 ホテルは、ともすれば、季節を忘れがちな場所になってしまします。

 ただただ、清潔で心地よい部屋なだけでは、なにか物足りない時間を過ごすことになってしまうでしょう。

 少しでも、お客様に季節を感じていただいて、フレッシュな気持ちになっていただけたら。

 季節の持つエネルギーを、呼吸していただけたら。

 ほんの些細な飾り付けですが、皆様に幸せをお送りできればと、願っております。

皆の健康:世田谷246ハーフマラソン

 皆様、こんにちは。

 14日のスーパームーンはいかがでしたか?天文上のイベントって、ワクワクしますよね。

 残念ながら、東急ステイ用賀店のある世田谷では、その時間に向かって雨でしたので、見ることができませんでした。

 15日の今晩は、一日遅れで、見ることができそうですが、なんか興奮度が違います。

 さて、こちらの月はフルムーンでしたが、今日は世田谷のハーフの話です。

 ①世田谷246ハーフマラソン

 11月13日は、本当に素敵な秋晴れでした。その日、世田谷では、毎年恒例になっている、ハーフマラソンが行われました。人気の大会だそうで、県外からの参加の方々もたくさんいらっしゃいました。もちろん、この用賀店にも何組か滞在していただきました。ありがとうございました。

 この大会の話題は、まずは、いままで何回か取り上げてきました、箱根駅伝に関係してます。

 最近、好成績を残している、青山大学の陸上のメンバーが、箱根駅伝の校内の出場選考を兼ねて参加するのです。市民ランナーにとっては、有名な選手といっしょに走れるチャンスです。

 もちろん、近隣の他の大学からも、駒澤大学、東京農業大学、日本大学と参加していまして、タイムを見ますと、上位はほとんどこれらの大学の選手で占められていました。それでも、市民ランナーにとっては、負けたという事よりも、彼らの走りを隣で肌で感じられたことがうれしいが、先だったことでしょう。

 ②マラソンのコース

 246と名前がついていますので、もちろん国道246号を走る事になります。246を遠慮なく走れるのは快感だそうですが、実際には、246以外の世田谷の町の中のコースがほとんどです。

 世田谷の町、とくに二子玉川は狭い道が残っているので、走りづらいのではないでしょうか。瀬田からは、多摩川に向かってかなりの急坂で下っていきますし、当然、目黒通りは、かなりの上り坂です。多摩川に沿って走る部分は、砂利道があったりしますので、足をとられることもありそうです。

 タイムもかなりきつく設定されているようで、何箇所かの関門で、アウトをとられて、バスなどで送還、という事らしいです。

 ③運動と健康

 私、マラソンは苦手でした。学校での、1500メートルの測定は、本当にいやでした。

 それでも、あるとき、この世田谷マラソンの5キロコースに参加しようとして、練習を始めたことがあります。

 トレーニングセンターのマシンで、コツコツと練習して、なんとか5キロまでは走れましたが、ちょっと体調が悪いと、すぐに嫌な汗がでてきて、なかなか思うようにはなりませんでした。

 結局、5キロ走は、夢のままに終わり、参加は出来ませんでした。

 でも、走る事によって、自分の体がどんな状態なのか、これから、どの様に鍛えていけば良いのか、少し分かったようです。日常の基本的な生活を大事に、同じリズムで繰り返し生活していくことが、健康には、一番いいのかなと思い至りました。

 そのおかげでしょうか、この年になっても、元気に、皆様をホテルにお迎えできています。