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2016.1226

もうお正月です

 みなさん、こんにちは

 今日で、クリスマスの飾りは片付けて、お正月の飾りつけをします。

 なんか、次から次へと、慌ただしい日々が続きます。当然、年末ですから、物品のたな卸しもありますし、年末年始は色々な会社は休みますから、今のうちに、必要な物は取り揃えておかなければなりませんし。

 ここはホテルですから、年中無休です。世間のお正月休みの間の10日間ぐらいの必需品を、所狭しと積み重ねているところです。

 ただ私の若い頃のお正月と比べると、最近は本当に簡単に過ごせるようになりました。昔は、正月の3日間は、食事をするところも開いていなくて、ふるさとに帰らない独り者や学生は、食べ物の確保がたいへんでした。現在のように、インスタントの食品やレトルトの便利な物や、電子レンジがありませんでしたし、生の野菜やお肉を買い揃えて、料理をするわけですね。

 なんか年寄り臭い話になってしまいましたが、若い人たちは、現在の日本のお正月がどんなに便利になったか、実感はないでしょうね。それこそ、年中無休でコンビニエンスストアが開いているわけですから、お正月と言っても、生活はいつもと変わらないリズムで出来るんですね。

 という事は、逆に、お正月の正月らしさが、欠如し始めているという事でもあるわけです。

 新聞の記事によると、除夜の鐘の音がうるさいという話まで、飛び出しているようで、時間をずらすとか、108回も打たないとか、本末転倒の事態になっているようです。大晦日の深夜、新しい年に向かって、108の煩悩を振り払い、心を新たにするという慣わしは、どうなってしまうのでしょう。

 元旦の過ごし方も、変わってきているようです。元旦は一年で最初の「晴れの日」。家族そろって、おめでとうの挨拶をして、神様に感謝しつつ一年で最初の食事をするわけです。だからこそ、昔は外食のお店は軒並み閉まっていたわけで、独り者には、つらい3日間だったのです。

 今の東京では、「晴れの日」の意識が薄れているので、このような言葉を使った話は、どのように捉えられるのでしょう?

 例えば、「晴れ着」。特別な「晴れの日」にだけ、着ることができる、普段とは違った着物です。神様・・・(もちろん日本の、やおよろずの神様です)・・・をお迎えするのに相応しい着物ですね。現在の日本では、毎日が晴れ着をきて出歩いているような世相です。髪の毛も、毎日がお祭りのようなアレンジの若い方もいます。だから「晴れ着」に特別感はないようです。という事は、神様の登場も、特別感がないということになってしまいますね。

 でも、現在の日本で、そんな事を言っていると、普段の生活にそぐわないようです。だから、当然のように、正月の過ごし方、有り方も変化してしまうのでしょう。まして、一人でも、簡単に食事もでき、楽しむことができる時代なのですから。

 さて、東急ステイ用賀店でも、31日、大晦日からお泊りいただく予定のお客様がたくさんいらっしゃいます。本当にありがとうございます。

 ホテルで向かえるお正月、私ども東急ステイ用賀は、レストランも併設されておりませんので、御節をお出しすることもできません。ただただ、いつもと同じ朝になってしまいそうです。

 でも、「晴れの日」であることが、うすれてきている時代ですから、そんなホテルのお正月も、まんざらではないと思うのですが。元日は、平和な朝であれば、良いと思いませんか。