2017.0124
春を待つー1
みなさん、こんにちは。
寒い冬が続くと、ついつい春が早くこないかなと、思ったりしますよね。
世田谷区は、町中に桜の木が多くて、世田谷百景などといって、アチコチに桜の名所があります。東急ステイ用賀の近所にも素敵な桜並木があるので、つぼみがほころび始めるのが楽しみです。
さて、この冬という季節、いろいろな捉え方がありますね。新しい生命が芽吹く前の、休息のとき、または、死のとき。
以前、私はイタリア語を、学んでいた時期があります。そのイタリア語のテキストにあったカレンダーの話が、興味深い物でした。
昔のイタリアでは、農作業の流れで、カレンダーが作られていたそうです。それで、この冬の時期ですが、農業としては、やることがないので、カレンダーもありませんでした。分かっていただけますか?その時代のイタリアでは、カレンダーの月の名前は3月からしかありませんでした。3月=マルソ。英語ではマーチです。1月、2月は、月の名前が無いのです。もちろん、1月とかいう言い方もありませんから、カレンダーからは、抹殺された時期なのですね。
なんとも不便。どのように生活していたのか不可解。まったくもって不思議。
さて、イタリア語のカレンダーの話のつながりで、もう一つ、お話したいことがあります。
皆さん、英語の勉強をしていて、月の名前って覚えずらいと思いませんでしたか。7月ぐらいまでは、いいけど、9月、10月となると、セプテンバーがオクトーバーがと、どれがどれだかゴッチャになりませんでしたか?実はこれ、イタリア語でやると、いたく簡単なんです。
先ほどのカレンダーのやり方で行くと、3月からはじまりますね。3月が一番目の月です。という事は、9月は、7番目の月です。だから、イタリア語で、7番目の月というと、7=セッテ、セッテンブレです。
そこからは、順番で、10月は8番目、8=オット、オットーブレ。11月は9番目、9=ノーベ、、ノベンブレ。12月は10番目、10=ディエーチ、ディセンブレ。
これを、英語風に言い換えると、セッテンブレ=セプテンバー。オットーブレ=オクトーバー。ノベンブレ=ノベンバー。ディセンブレ=ディステンバー。
あえてカタナカで書きましたが、ニュアンスは分かっていただけましたか?こんな風に教えられたら、簡単でしょ?
冬は、カレンダーからも消え去った時期です。早く、春になって、名前のある時期になるといいですね。いろいろな花が咲き始めるのが、待ち遠しいです。