2016.119
クリスマスローズ
皆さん、こんにちは。
さて、巷では、ハロウィンの狂騒も終わり、さっそくクリスマスの商戦に入っているようです。
そこで、まだ11月で早いとは思いますが、私も、クリスマスの花の話をします。
①ポインセチア
クリスマスの花というと、真っ赤なポインセチアがまず出てきます。
確かにいかにもクリスマスという感じの花ですが、私にはどうもクリスマスの騒音だけが聞こえてきそうな花で、あまり好ましく思っておりません。
もっと、静かにやさしいクリスマスのイメージを持つ花は、ないのでしょうか。
②クリスマスローズ
こんなかわいい名前の花はいかがですか?
もちろんそんなの知ってるという方もたくさんいらっしゃるでしょう。今日は、その花の話をさせてください。
私が始めて、クリスマスローズに出会ったのは、隣町二子玉川の住宅街を散歩しているときでした。
この町の家々も、素敵な庭木を多く植えていらっしゃるので、花を楽しみながらの散歩にはもってこいです。ずいぶんと以前の話しですが、静かな人が通るだけの狭い道の生垣に、ひっそりと咲いているのを、これはクリスマスローズだよと、教えてもらいました。
ひっそり、と言うのは、花の大きさは1センチぐらいで、薄いグリーンの花だったので、緑の生垣の中で、ほんとに目立たない、見過ごしてしまいそうな花だったからです。
あとで調べると、紫やピンクの花もあるそうですが、私にとっては、この薄いグリーンの花が、強く印象に残り、これこそクリスマスローズと、思っています。ローズと華やかな名前がついているのに、ひそやかな色合いで、素敵じゃないですか。
・・・・・・・クリスマスローズ:キンポウゲ科の花・・・その中でニゲルという種に付けられた名前・・・
夏の暑い時期が苦手で、夏は半休眠状態で過ごし、秋になると活動を始めて、12月の末あたりに花を付けるのだそうです。いかにもクリスマスですよね。
うつむき加減に下を向いて、5弁の花を咲かせます。といっても、花びらにみえるのは、実はガクで、本当の花はおしべの付け根に小さくついています。
生垣に野生のごとく生えているばかりでは、もちろんありません。キチンと観賞用に鉢植えにもします。でも、こういうさりげない花を、道端で発見したりするとうれしいものですよね。
・・・(注意)広い意味では、ニゲル以外の種も同じ名前で呼ばれるそうです。2月ぐらいに花が咲きます。
③冬の散歩
寒くなると、どうしても外出は控えめになってしまいがちです。
でも、冬だからこそ、こんな寒い時期だからこそ、見ることの出来る花もあるんです。
風をひかないように、暖かく着込んで、冬の散歩にでかけましょう。
町のどこかで、クリスマスローズに出会えるかもしれません。寒いなか、幸せな気分になれますよ。