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スタッフ日誌

The Autumn Leaves of Gold - 枯葉の街、青山

2010/11/29おすすめ

ふだんの土日、地下鉄銀座線外苑前駅、赤坂見附方面の改札口は、人もまばらな静かな場所。
そこから、続々と人が降りて来て、皆、同じ方向へ。青山通りを列をなして進んでいく。
そして、明治神宮外苑、Golden Avenueに感嘆の声をあげる。
11月最後の週末、外苑のいちょう並木、すっかり色づいてきました。
いちょう祭りは、12月12日(日)まで続きます。

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Aoyama South of The Border

青山を北と南にわけるSouth of The Border、青山通りを渡れば、南青山、青山霊園に。
こちらは、The Autumn Leaves of Red and Goldの世界が拡がります。
人通りも少ないので、落ち葉を踏む音が心地よく響きます。

Nov2010f.JPG Nov2010g.JPG

と、神宮外苑、青山界隈を散歩していると、村上春樹を想い起こす人もいるのではないでしょうか。

1978年、29歳の村上春樹は、神宮球場の外野席で、ヤクルト・スワローズ vs 広島カープの試合を観戦。
その時、ふと、「僕は小説家になるんだ」と悟ったと、あるインタビューで語っています。
その年は、ヤクルトが球団創設29年で初めてリーグ優勝。その開幕戦での出来事でした。

青山霊園は、村上春樹の作品、「国境の南、太陽の西」に登場します。

物語の主人公は、青山で人気のJazz Barを経営していました。
彼の寝室の窓からは青山墓地が見えた、とあります。
午後三時すぎ、主人公は、窓際の椅子に腰をおろして、長い間その墓地をじっと眺めます。
東急ステイ青山プレミア赤坂側の部屋の窓際の椅子からも同じような光景を眺めることができます。

村上春樹といえば、「ノルウェイの森」に代表されるように、物語に音楽がつねに流れています。
「国境の南」も、ハープ・アルパート&ティファナブラスがヒットさせたポピュラー・スタンダードの楽曲名。
物語では、ナット・キング・コールが歌う「国境の南」が、何度か遠くから聞こえてきます。
え、ナット・キング・コール? そう、フランク・シナトラの歌う「国境の南」はあっても、
ナット・キング・コールが歌う「国境の南」のレコードなんて存在しない。
この事実を踏まえて、「国境の南、太陽の西」を読むと、さらに味わい深いものになると思います。

物語に登場するJazz Barの名前はRobbin's Nest。これも、エラ・フィッツジェラルドでおなじみの楽曲名。
東急ステイ青山プレミアの目の前にあった、村上春樹も通ったといわれる Bar Harcourtは、
残念ながら、2年前に閉店してしまいましたが、外苑西通り界隈には、今も洒落たBarはいくつもあります。

Barじゃ、本は読めないというのなら、村上春樹もお勧めのCoffee Shop, 青山通りの大坊珈琲店へどうぞ。
ちなみに、村上春樹はいつも3番の濃さで飲んでいたそう。お試しあれ。

Text by T.Minobe

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