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スタッフ日誌

6/19(土)、オランダ戦。もう一つの楽しみ方 - The Beauty of Sports

2010/06/11イベント

日本のサッカーの特長とは・・・、豊富な運動量をベースに、人とボールを動かす。
全員で守り、全員で攻める。素早い攻守の切り替えで、数的優位な形をつくる。

今から36年前、フォワードが相手ボールを奪い、サイドバックが攻撃陣を追い越し前線に上がる、
全員攻撃、全員守備、激しいポジションチェンジで、世界を驚かせた国がありました。オランダ代表。
"Total Football"、 理論としては1950年代からありましたが、実現不可と思われていました。
それを、具現化したのがクライフ率いるオランダ。1974年のこと。それは、サッカー界の革命でした。

チーム全体でパスを回して、自チームが常にボールをキープし、スピーディーにゴールに向かうスタイル。
テクニック、戦術、現代のサッカーは、オランダから生まれたとも言えます。

その流れを受け継ぐオランダ代表。その攻撃的でスペクタクルな動き、まさに楽しめます。

Football Legend クライフの14ヶ条

オランダには、現役引退後のクライフが作った市民が誰でも使えるフットボール・コートがいくつもあります。
サッカーは、楽しむためにする、それがクライフの信条。
ただし、クライフ・コートで遊ぶ子供たちがいつも目にするボードには、以下のことが書かれています。

Don't Forget - 忘れてはならないこと

1. Teamplayer  成し遂げるには、皆と一緒にやらなければならない
2. Responsibility  何事も自身のこととして捉える
3. Respect  互いに敬意を払う
4. Integration 他人を自身の行動に巻き込む
5. Initiative 恐れずに新しいことに挑む
6. Coaching  つねにチーム内でお互いを助けること
7. Personality  個性をいかす
8. Social Involvement  スポーツにおいて重要、そして人生においても
9. Technique 基本
10. Tactics  何をするかを知る 
11. Development スポーツは、心と体を育てる
12. Learn  毎日新しいことを学ぶよう努める
13. Play Together ゲームの本質
14. Creativity スポーツの美しさ

サッカーに喜びや楽しみを見出す、その奥には計り知れないものがあります。
オランダの選手はこうした文化のなかで育ち、Ajaxなどの厳しい育成システムのなかから選ばれし才能。
トップ・プレイヤーが楽しんでやるサッカー、そこには、観客を魅了することも含まれる、
オランダは、イタリアのような守備を固めるサッカーではなく、攻撃を選ぶとクライフは言います。

worldcup.JPGでは、サッカーの発展途上国、日本代表は・・・、
2010年、新たな革命へ・・・。

まあ、過度の期待は控え、始まる前から選手、監督の脆弱さを嘆き、結果責任を追求するよりも、今回は、面白いサッカー、楽しめるサッカー、そこに繰り広げられる"美しい動き"に視点を向けてはどうでしょう。

オランダ代表には、それだけの魅力があります。さらに、華麗なるパスワーク、芸術ともいえるスぺイン代表、世界最高の選手、メッシのいるアルゼンチン代表、今回は守備重視とはいえ、やはり個人技が魅力的なブラジル代表、サッカーの母国のプライド、イングランド代表 ・・・。

誰しも、自国の試合では、サッカーを見ないで結果だけを見るもの。もちろん、結果は大切。
勝利は国の誇り。敗北は挫折をもたらします。

けれど、What's a beautiful goal! 
そこには、勝敗を超えたスポーツの美があります。

世界のトップ、一流を知った観客の見る目が、日本のサッカーを進化させます。
6/19(土)、オランダ戦。国立競技場に加え、東京ドームでもPublic Viewingが開催されます。

実力が上のチームが、格下のチームに必ず勝つとは限らない。2003年の天皇杯予選、市立船橋高校が、その年のJリーグ優勝チーム横浜F.マリノス相手に2-2のドロー。PK戦の末、惜しくも敗れましたが、大騒ぎになったことがありました。ちなみに、その時の横浜F.マリノスの監督は岡田現日本代表監督でした。

Text by T.Minobe

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