Room with a View - 迎賓館赤坂離宮
東急ステイは、滞在型、Extended Stay Hotel。
全ての客室に、全自動の洗濯乾燥機、電子レンジを設置しています。
広めのシングル、ダブル、ツインには、ミニキッチンも。
IHヒーターにお鍋、食器類も用意していますので、簡単な料理ならいろいろできます。
といって、長期滞在の方ばかりではありません。1泊の方も、たくさんいらっしゃいます。
夜、寝ている間に部屋で洗濯ができる。1泊の方はより少ない荷物で、身軽に出張、旅行ができます。
最近、アメリカで続々とオープンするホテルの多くも Extended Stay Hotel。
やはり、ドアマンもベルボーイもいなければ、ルームサービスもありません。
アメリカでも、わざわざサービス料(チップ)を払うより、荷物は自分で運ぶ、
限られたメニューのルームサービスより、近くのスーパー、デリでおいしい惣菜を買った方がいい、
そんな人たちが増えているよう。
一方、ゲストは何もしなくていい、専任の担当者があらゆる面でサービスしてくれるのが、Luxury Hotel。
24時間対応のバトラーが2人に専属シェフもつく、ハワイ、Mauna Lani Bay "Bird of Paradise"は、1泊 $5,600。
これで、驚いてはいけません。Four Seasons New York "Ty Warner Penthouse"は、1泊 $34,000。
都内の1泊 50,000円のホテルなんて高くない?
そんななか、日本で最高峰のサービスを提供する特別な宿泊施設があります。
東急ステイ青山プレミアの赤坂側の高層階から見える緑青色の屋根、赤坂迎賓館です。
青山通り、伊藤忠ビル、都営北青山1丁目アパートと続き(その間のいちょう並木はビルに隠れて見えません)、その先に広がる森は、皇太子殿下、秋篠宮殿下のお住まい、赤坂御所。その奥に見える緑青色の屋根が、赤坂迎賓館です。
見えているのは、主庭のある南側。正面玄関は反対の北側になります。その先、少し丸みを帯びたビルが紀尾井ホール。最寄駅は四ッ谷駅。少し距離があり、撮影した日は、うっすら霧でかすんでいました。
1909年(明治42年)、皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)のお住まい、東宮御所として建てられた日本で唯一のネオ・バロック様式の宮殿。
その華美壮麗さゆえ、住まいとしては使いづらいとの理由で、あまり使用されることはなく、赤坂離宮になったといわれています。
戦後、赤坂離宮は、皇室から国へ移管。東京オリンピック以前は、国立国会図書館として使用。実に贅沢な図書館だったと思います。
その当時の迎賓館は、白金台の旧朝香宮邸(現在は、東京都庭園美術館)。ところが、こちらは、やや手狭。そこで、新たな迎賓館の建設が検討され、結果、赤坂離宮を改修し、新たな国の迎賓館として生まれ変わることになります。1974年の話。そんなに古い話ではありません。
それから35年、各国の国家元首、国賓を迎え入れた接遇回数は、わずか258回。平均すると、1年で7~8回。
いかに特別な場所であるかがわかります。
そんな迎賓館も、一年に一度、一般公開されます。毎年、7月から8月頃、一般参観が許可されてきました。
今年の応募受付は、5月から。詳しくは、内閣府のホームページで確認できます。
2009年、明治以降の文化財としては、初の国宝に指定された迎賓館赤坂離宮。心してご覧あれ。
Text by T.Minobe













