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スタッフ日誌

Valentine's Day in the Dark - 光のない世界、人は優しくなる。

2010/02/11おすすめ

夜、灯りを消し、眠りにつこうとすると、時計の音が聞こえる、遠くで通り過ぎる車の音がうるさく感じる、
海辺から少し離れたリゾートでは、波の音が意外にはっきり聞こえる、そんな経験、皆さんもおありでしょう。

時計の音も、車や波の音も、実は、昼間からずっと聞こえていたもの。けれど、人が活発に動いているときは、聞こえない。人の動きにともなう、ざわめく音がそれらの音を打ち消していたのですが、それ以上に、誰もそんな微かな音には注意を払わない。

人は聴覚をあまり活用していないのかもしれません。そんな人が、光のない世界では何ができるのか。
聴覚だけでなく、人が持つ潜在能力を気づかせてくれる場所があります。

Dialog in the Dark

  • 地下鉄外苑前駅 徒歩8分
  • 東急ステイ青山プレミアからは、外苑西通りを千駄ヶ谷方向へ、神宮前三丁目交差点の先、左側のビル。
  • Tel: 03-3479-9683

dialog2.jpg完全に光を遮断した空間を、仲間とともに探索し、様々な状況に出会うというユニークな体験イベント。
そこで、人は、音、匂い、触った感じに細心の注意を払い、神経を集中させ、それらのわずかな違いに反応します。

見えないものが、見えてくる。

Dialog in the Dark、このイベントは、ドイツの哲学博士、アンドレアス・ハイネッケが発案し、日本でも、10年前から開催されてきたそう。

暗闇に入る定員は8名。そこに、暗闇の案内役となるアテンド(視覚障碍者)が加わり、サポートしてくれます。

チケット購入、空席照会はネットからもできます。
料金の問い合わせ、当日券の状況もこちらから。
http://www.dialoginthedark.com/index.html

蛇足ですが、聴覚は音楽を通して鍛えることもできます。長年、多くの人を魅了してきている作品、名演には、一つの共通項があります。何度聞いても飽きない。ベートーヴェン、モーツァルトに限りません。

例えば、美空ひばり。日本語がわからない外国人が聞いても感銘を受けるという稀有なSinger。"川の流れのように"、このワン・フレーズだけでも、その歌声はまさに七変化、声のトーンが次々に変わっていきます。それは、太陽に照らされた水面があちらこちらでキラキラ輝くような複雑で得も言われぬ美しさ。だから、情感が伝わる。そんな微妙な違いに気づくかどうか。

簡単なところでは、ドラム。常にリズムを刻むハイハット(シンバル)の音が左にあるか右にあるか。
左にあれば、ドラムのトゥ・トン・ドン・ドンというフィルは左から右へ。叩いているドラマーの聞こえ方。
右にあれば、ドラムのフィルは右から左へ流れます。ステージを見ている客席側の聞こえ方。
そこに気づけば、その音から見えてくる景色も変わってきます。

名曲は、ボーッと聞き流しても名曲。ですが、瞳を閉じ、一つ一つの音に神経を集中させると、今まで聞こえなかったものが聞こえてきます。名曲にはそんな仕掛けがたくさん。だから、飽きない。

Dialog in the Dark、2/14(日)までは、ヴァレンタイン・スペシャル・ヴァージョン。3月末までは、第4期冬ヴァージョンを開催中。光のない世界、微かな音に注意し、互いに気を配ることによって、人はより優しくなり、二人のコミュニケーションを深めます。会社の研修にもどうぞ。

Text by T.Minobe

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