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スタッフ日誌

101年目の黄葉 - 神宮外苑いちょう祭り

2009/11/12おすすめ

黄葉(もみちば)の 散りゆくなへに 玉梓(たまづさ)の 使(つかひ)を見れば 逢ひし日思ほゆ
- 柿本人麿

ここでは、もみじのことですが、1300年前の万葉の人は、紅葉ではなく、黄葉と書いていました。
現代の黄葉といえば、外苑のいちょう並木。いよいよ、一年で一番美しい季節がやってきました。
(かなり色づいてきました。- 最新情報は、いちょう祭りブログにて)

神宮外苑いちょう祭り

ginkgo.jpg期間:11/14(土)?12/13(日)
時間:10時?16時30分

場所:いちょう並木、噴水池、軟式球場

メイン会場、噴水池周辺には、珍しい一品、懐かしい味、全国の名産を扱うお店、模擬店がずらりと並びます。

週末には、大道芸 Live パフォーマンスも。

11/28(土)、"クラシックカーフェスタ"
絵画館前に、クラッシックカー100台が集結します。


神宮外苑は、明治天皇と昭憲皇太后とをお祀りする明治神宮の内苑とともに、
その功績を讃え、20世紀に作られた芸術、スポーツの拠点。明治神宮の一画です。
内苑の神社建築に対し、洋風の建物、庭園。明治維新、近代日本の幕開けを象徴しています。

特筆すべきは、神宮の杜は、自然ではなく、全て人の手で造られたということ。
かつて代々木は、皇室の所有地とはいえ、畑がほとんどの荒れ地。そこに、10万本以上の木を植樹。
100年計画の森は、50年で自然の状態になったといわれています。

青山練兵場跡地、外苑のいちょう並木も、都市計画のもと作られたもの。
その種子が宮内省御料地に蒔かれたのが、1908年。
その中から選りすぐり、樹形をさらに整えたものが外苑に植栽されています。

車で通り過ぎる一瞬でも、青山通りから見る絵画館は、思わずハッとする絶景。
その秘密は、青山通りから続くいちょう並木。その高さが、絵画館に向かって次第に低くなっている。
計算された遠近法によって、絵画館の洋風建築がより印象的になっています。

この手法は鎌倉時代から。若宮大路の段葛。こちらも、鶴岡八幡宮に向かうにつれて道幅が狭くなっていく。
実際の距離よりも長く見え、鶴岡八幡宮をより崇高な場所にしています。

表参道のケヤキ並木も、外苑のいちょう並木と同じ造園家、折下吉延の作品。
神宮の杜を作った造園家は、偉大なる都市計画家でした。

荒れ地が50年で自然の森となる。
温暖化対策が唱えられる今、青山通り沿いの広大な空地、岡本太郎記念館裏の更地が森になれば・・・、
と夢見ます。

Text by T.Minobe

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